アクセスポイントとは?役割や種類をわかりやすく解説
ITの初心者
先生、「access point」ってどういう意味ですか?
IT・PC専門家
インターネットに接続するための施設か中継機器のことだよ。
ITの初心者
じゃあ、無線LANの中継機器は「無線LANアクセスポイント」って言うんですね。
IT・PC専門家
その通りだよ。
access pointとは。
アクセスポイント(AP)とは、電話回線やISDN回線でインターネットに接続するための、インターネットサービスプロバイダーが設置する施設や機器のことです。特に無線LANの中継機器は「無線LANアクセスポイント」と呼ばれます。
アクセスポイントの概要
-アクセスポイントの概要-
アクセスポイント(AP)は、ワイヤレスデバイスと有線ネットワーク間で無線接続を確立するネットワーク機器です。家庭やオフィス、公共の場などのあらゆる場所で、無線インターネットアクセスを提供するために使用されています。APは、無線LAN(Wi-Fi)技術を使用して、デバイスをネットワークに接続します。
APは、アンテナを内蔵しており、これによって電波を周囲に送信します。デバイスはこれらの信号を受信し、APを使用してインターネットや他のネットワークリソースに接続します。また、APは、ブリッジングやルーティングなどの機能も提供し、複数のネットワークを接続することもできます。
アクセスポイントの種類
-アクセスポイントの種類-
アクセスポイントは、大きく分けて屋内型と屋外型の2種類があります。
* -屋内型アクセスポイント- 室内や施設内に設置されるもので、主に無線LAN環境を構築するために使用されます。コンパクトなサイズで、アンテナ内蔵のものが多いのが特徴です。
* -屋外型アクセスポイント- 屋外に設置されるもので、広範囲に無線LAN環境を提供できます。防水・防塵機能を備えており、耐候性にも優れています。アンテナが外部に露出しているものや、指向性アンテナを搭載したものもあります。
無線LANアクセスポイント
無線LANアクセスポイントは、ワイヤレスデバイスと有線ネットワークを接続する、ネットワーク機器です。無線ルータに類似していますが、専用デバイスとして提供されることが多く、より強力な機能を備えています。無線LANアクセスポイントは、複数のデバイスを同時に接続でき、安定した高速の無線接続を実現します。オフィスや公共の場所など、広い範囲で無線アクセスを提供する必要がある場合に適しています。
アクセスポイントの設置方法
アクセスポイントの設置方法
アクセスポイントを適切に設置することで、最適なネットワーク接続範囲と安定した接続を確保できます。設置方法には、主に次の3つの方法があります。
1. -天井への設置-天井にアクセスポイントを設置すると、ネットワーク信号が部屋全体に均等に分散され、広いエリアをカバーできます。
2. -壁掛け-壁にアクセスポイントを設置ことで、部屋の一部のエリアに集中して信号を送信できます。これは、デバイスが壁の近くに多い場合に適しています。
3. -卓上設置-卓上にアクセスポイントを設置すると、コンパクトなエリアのネットワーク接続を向上させることができます。ただし、障害物によって信号が妨害される可能性があります。
アクセスポイントのセキュリティ対策
アクセスポイントのセキュリティ対策
アクセスポイントを設置する際には、セキュリティ対策をしっかりと講じる必要があります。ネットワークへの不正アクセスを防ぐには、以下の対策が有効です。
* -WPA2またはWPA3暗号化を使用する-これらの暗号化方式は現在の業界標準であり、強力なセキュリティを提供します。
* -SSID(ネットワーク名)を隠す-SSIDをブロードキャストすると、近くにいる誰かがネットワークを検出できるようになります。SSIDを隠すことで、悪意のあるユーザーからネットワークを保護できます。
* -MACアドレスフィルタリングを使用する-MACアドレスフィルタリングでは、特定のデバイスのみがネットワークに接続できるようになります。
* -ファームウェアを常に最新の状態に保つ-ファームウェアアップデートには、セキュリティパッチが含まれていることが多く、ネットワークの脆弱性を修正できます。
* -ファイアウォールを有効にする-ファイアウォールは、ネットワークと外部との間のトラフィックを制御し、不正アクセスから保護します。