パソコン用電源の基準『80PLUS』とは?
ITの初心者
「80PLUS」ってどういう意味ですか?
IT・PC専門家
パソコンの電源装置の性能を示す規格名で、変換効率が80%以上のことを表します。
ITの初心者
変換効率が高いと、どういう利点があるんですか?
IT・PC専門家
省電力、発熱量が少なくなり、故障率が低下します。
80PLUSとは。
「80PLUS」とは、パソコンの電源の性能を示す規格です。電源が20~100%の出力を行ったときの変換効率が80%以上を満たすことを証明しています。変換効率が高いということは、エネルギーロスが少ないことを意味します。その結果、省電力、発熱量が少ない、発熱による劣化が減るなどのメリットがあります。なお、変換効率の値に応じて、いくつかのグレードに分類されています。
80PLUSとは?
80PLUSとは?
80PLUSとは、電源効率の基準を示す認証プログラムです。このプログラムは、パソコンの電源ユニットが与えられた負荷下でどの程度の電力を効率的に変換できるかを評価します。80PLUS認証を取得するには、電源ユニットは80%以上の効率を達成する必要があります。
80PLUSのメリット
80PLUSのメリット
80PLUS認証電源は、通常の電源と比べて多くの利点があります。最も重要なのは、エネルギー効率の向上です。80PLUS電源は、コンセントから消費する電力量のうち少なくとも80%をパソコンに供給します。残りの20%は熱として放散されます。これにより、電力の無駄が減り、電気代の節約につながります。また、エネルギー効率が高いと発熱も少なくなり、パソコンの冷却性能の向上にも役立ちます。さらに、80PLUS認証電源は信頼性の向上も期待できます。エネルギー効率の高いコンポーネントを使用しているため、故障のリスクが低くなります。また、80PLUS認証電源は、環境保護にも貢献します。エネルギー効率の向上が二酸化炭素排出量の削減につながり、地球温暖化対策に役立ちます。
80PLUSのグレード
-80PLUSのグレード-
80PLUSには、効率レベルに応じた複数のグレードがあります。最も基本的なグレードは80PLUSで、負荷率が20%、50%、100%のときの効率がそれぞれ80%以上であることを表します。
さらに効率の高いグレードには、80PLUS Bronze、80PLUS Silver、80PLUS Gold、80PLUS Platinum、80PLUS Titaniumがあります。これらのグレードは、効率が82%以上、85%以上、87%以上、89%以上、90%以上であることを示しています。
グレードが高くなるほど効率が向上し、消費電力の削減につながります。また、通常、高効率の電源は、品質や信頼性も向上しています。
80PLUS電源の選び方
80PLUS電源の選び方
パソコン用の電源を選ぶ際には、その効率性に注目することが重要です。80PLUS電源とは、80%以上の変換効率を保証する規格で、この規格に準拠した電源は、消費した電力の80%以上をパソコンの動作に必要な電力に変換することができます。
80PLUS電源には、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ、チタンの5つの等級があります。等級が高いほど効率が高く、消費電力が少なくなります。予算や使用用途に応じて、適切な等級を選択しましょう。また、電源容量も重要な要素です。パソコンに供給する電力を賄える十分な容量の電源を選ぶ必要があります。
80PLUS電源がもたらす効果
80PLUS電源がもたらす効果
80PLUS規格に適合した電源は、数々のメリットがあります。まず、高い変換効率を誇ります。80PLUS電源は、80%以上の変換効率を達成しており、通常の電源よりも少ない電力で同じ量の電力を供給できます。これにより、電力の無駄が減り、電気代を節約できます。また、低発熱も特徴です。変換効率が高いと発熱が少なくなるため、パソコン内の温度を下げることができます。さらに、静かな動作も期待できます。電源を発熱させるためにファンが高速回転する必要がなくなり、音の発生が抑えられます。