IT用語「port」を徹底解説!
ITの初心者
先生、『port』の意味を教えてもらえますか?
IT・PC専門家
『port』にはいくつか意味がありますよ。具体的に知りたいのはどちらの『port』ですか?
ITの初心者
コンピューターと周辺機器を接続する部分の『port』です。
IT・PC専門家
その場合の『port』は「I/Oポート」と呼ばれ、データの出入りを制御する役割をしています。
portとは。
IT用語の「ポート」とは、外部とのデータのやり取りを行う部分のことです。コンピュータと周辺機器を接続する部分を「I/Oポート」と 総称します。
また、インターネットなどのTCP/IPを使用したコンピュータネットワークでは、通信の窓口として機能します。IPアドレスの下位に設定される補助的なアドレスを「ポート番号」と呼びます。
外部データの入出力における「ポート」
コンピュータやネットワークの世界において、「ポート」という用語は、外部データの入出力に欠かせない概念です。ポートとは、コンピュータやネットワーク機器が外部とやり取りする仮想的な接点のようなもので、特定のサービスやアプリケーションと関連付けられています。たとえば、Webサーバーではポート80がHTTP通信に使用され、メールサーバーではポート25がSMTP通信に使用されます。
外部データの入出力を行うためには、送信側と受信側の両方が同じポート番号を使用する必要があります。送信元がデータを特定のポート番号に送信すると、受信側は対応するポート番号からデータを受け取ります。これにより、複数のサービスやアプリケーションが同時にコンピュータやネットワーク機器上で動作することができ、互いに干渉することなく通信が行われます。
コンピューターと周辺機器を接続する「I/Oポート」
コンピューターと周辺機器を接続する「I/Oポート」とは、コンピューター内部と外部のデバイスとの間でデータの送受信を行うインターフェースのことです。コンピューターのケースに装備された外部ポートと、マザーボードに搭載された内部ポートの2種類があります。
外部ポートは、USB、HDMI、イーサネットなど、さまざまな種類のデバイスとの接続に対応しています。内部ポートは、グラフィックスカードやストレージデバイスなどのコンポーネントを接続するためのものです。これらのポートは、特定の規格やプロトコルに従って設計されており、互換性のあるデバイス同士でのみ通信できます。
インターネット通信における「ポート」
-インターネット通信における「ポート」-
コンピュータネットワークにおいて「ポート」とは、特定のアプリケーションと通信を行うために割り当てられた仮想的な通信経路を指します。インターネット通信では、大量のデータがさまざまなアプリケーション間でやり取りされています。ポートは、宛先となるアプリケーションを特定してこれらのデータをルーティングする上で重要な役割を果たしています。
各ネットワーク対応デバイスには、0から65535までの番号が割り当てられた一意のポート番号があります。特定のアプリケーションに固有のポート番号が割り当てられ、データが送信先ポート番号に送信されると、受信デバイスはそのデータを対応するアプリケーションに転送します。
補助的なアドレスとしての「ポート番号」
ポート番号は、コンピュータネットワークにおいて補助的なアドレスとして機能します。ネットワーク上のコンピュータには、IPアドレスと呼ばれる固有のアドレスが割り当てられますが、それだけでは特定のアプリケーションやサービスへの接続を区別することができません。そこで、ポート番号が使用され、IPアドレスに加えて、特定のアプリケーションやサービスに接続する論理的なエンドポイントを指定します。これにより、1 つのコンピュータ上で複数のアプリケーションやサービスが同時に動作することが可能になり、ネットワーク上のさまざまな宛先にデータを確実かつ効率的に送信できます。
IT用語としての「port」の捉え方
-IT用語としての「port」の捉え方-
コンピュータ用語における「port」は、ネットワーク接続における論理的なエンドポイントを指します。これは、物理的なインターフェースではなく、通信プロトコルを使用して特定のサービスまたはアプリケーションと通信する仮想の場所です。各ポートには固有の番号が割り当てられており、これによりコンピュータ上の複数のアプリケーションが異なるネットワークサービスに同時に接続できます。ポートは、TCP(Transmission Control Protocol)やUDP(User Datagram Protocol)などのトランスポート層プロトコルによって使用され、データの送信元と送信先を識別します。