LANボードとは？種類や役割を初心者向けに解説

LANボードとは？種類や役割を初心者向けに解説

LANボードとは何か

LANボードとはは、コンピュータにLAN（ローカルエリアネットワーク）に接続する機能を追加するハードウェアコンポーネントです。ネットワークインターフェイスカード（NIC）またはイーサネットカードとも呼ばれ、コンピュータにインターネットや他のネットワークデバイスへのアクセスを提供します。

LANボードの役割

LANボードの役割は、コンピュータを有線ネットワークに接続することです。ネットワークカードとも呼ばれ、コンピュータのマザーボードに挿入して使用します。LANボードには、ネットワーク上の他のデバイスと通信するためのインターフェースが搭載されており、通常はイーサネットケーブルを使用して接続されます。具体的には、データをパケットと呼ばれる小分けされた単位に分割し、ネットワーク上の他のデバイスに送信したり、受信したパケットをコンピュータに再構成したりします。これにより、ファイルの共有、インターネットへのアクセス、オンラインゲームなどのネットワーク機能が実現します。

LANボードの種類

LANボードの種類は、用途や機能によってさまざまです。主な種類を以下に示します。

・ギガビットイーサネット（GbE）ボードギガビット（10億ビット）毎秒の高速データ転送を可能にします。一般的なLANボードで、家庭や小規模オフィスで広く使用されています。
・10ギガビットイーサネット（10GbE）ボード10ギガビット毎秒の超高速データ転送を提供します。高帯域幅を必要とするサーバーやワークステーションに適しています。
・ファイバーチャネル（FC）ボード光ファイバーケーブルを使用して、より長い距離で高速データ転送を実現します。ストレージエリアネットワーク（SAN）や大規模データセンターでよく使用されます。
・ワイヤレスLAN（WLAN）ボード電波を使用してコンピュータをワイヤレスでネットワークに接続します。Wi-Fiルーターやアクセスポイントと通信するのに使用されます。

LANボードの選び方

-LANボードの選び方-

LANボードを選択する際には、用途やコンピューターの条件を考慮することが重要です。以下に、LANボードの選び方のポイントを挙げます。

* –インターフェイスの種類– LANボードには、PCIe、USB、イーサネットなどのインターフェイスがあります。コンピューターのマザーボードに対応しているインターフェイスを選択する必要があります。
* –通信速度– LANボードの通信速度は、イーサネットの規格によって異なります。ギガビットイーサネット（1000BASE-T）は、高速なインターネット接続に適しています。
* –LANポートの数– LANボードに搭載されているLANポートの数により、同時接続できるデバイスの数が決まります。複数のデバイスを接続する必要がある場合は、ポート数の多いLANボードを選択しましょう。
* –追加機能– 一部のLANボードには、WOL（Wake-on-LAN）、QoS（Quality of Service）、ファイアウォールなどの追加機能が搭載されています。これらの機能は、利便性やセキュリティを向上させるために役立ちます。
* –ドライバのサポート– LANボードを使用するには、対応するドライバが必要です。メーカーのWebサイトから定期的にドライバを更新して、最新の機能とセキュリティパッチを入手することが不可欠です。

LANボードの取り付け方

-LANボードの取り付け方-

LANボードをコンピュータに組み込むには、いくつかの手順があります。まずは、コンピュータの電源を落としてコンセントからプラグを抜いてから始めましょう。静電気を帯電している場合は、金属製の何かに触れて放電させてください。

次に、コンピュータケースを開き、メインボード上のPCI Expressスロットを探します。PCI Expressスロットは通常、縦長のスロットで、他のスロットと区別できます。見つかったら、LANボードの金属製のブラケットがケースの背面の空きスロットと合うように調整します。

LANボードをスロットに慎重に差し込みます。スロットに正しく固定されるまで、しっかりと押し込んでください。ブラケットのネジでボードをケースに固定したら、コンピュータケースを閉じます。

コンピュータの電源を入れ、OSを起動します。WindowsやMacでは、LANボードが自動的に検出され、追加のドライバーは不要です。Linuxなどの他のOSでは、追加のドライバーが必要になる場合があります。ドライバーがインストールされたら、LANボードは使用できるようになります。