マルチプラットフォームとは？ クロスプラットフォームとの違いも解説
ITの初心者
先生、「multi-platform」って具体的にはどういう意味になるんですか？
IT･PC専門家
「マルチプラットフォーム」とは、複数のプラットフォームに対応していることを指します。具体的には、あるソフトウェアが「マルチプラットフォーム対応」であれば、Windows、Mac、Linuxなどの多様なオペレーティングシステム上で使用することができるということです。
ITの初心者
なるほど、つまり「クロスプラットフォーム」に近いものということですね。
IT･PC専門家
その通りです。「クロスプラットフォーム」と「マルチプラットフォーム」は、本質的に同じような意味で使われることが多いです。
multi-platformとは。
「マルチプラットフォーム」という用語は、実際には「クロスプラットフォーム」の別名としても理解されています。
マルチプラットフォームの意味
マルチプラットフォームとは、さまざまなプラットフォームや環境において動作するソフトウェアやアプリケーションを指します。この特性により、ユーザーは異なるデバイスやオペレーティングシステムで同じソフトウェアを利用することができるのです。マルチプラットフォームアプリケーションには、以下のような多くの利点があります。
- -互換性- さまざまなプラットフォームに対応しているため、多数のデバイスでの使用が可能です。
- -アクセシビリティ- 広範なユーザー層にリーチでき、より大きな市場にアクセスすることが可能です。
- -統一性- すべてのプラットフォームで同様のエクスペリエンスを提供し、ユーザーの混乱を軽減します。
クロスプラットフォームとの違い
クロスプラットフォームとは、複数のオペレーティングシステム（OS）やプラットフォームをサポートするアプリケーションやソフトウェアを指す用語です。つまり、同じソフトウェアをWindows、Mac、Linuxなどの異なるOS上で実行することが可能になります。これにより、ユーザーは自分の好きなプラットフォームでソフトウェアを使う自由が得られます。
一方で、マルチプラットフォームは、より広範な意味を持つ概念です。クロスプラットフォームの特徴に加えて、ハードウェアやデバイスの種類を問わずに動作するアプリケーションやソフトウェアを指します。例えば、iOSとAndroidの両方で動作するモバイルアプリや、さまざまなウェブブラウザで動作するウェブサイトなどがこれに該当します。マルチプラットフォームアプリケーションは、幅広いユーザーベースにアプローチし、より多くの人々にアクセス可能にするのに役立ちます。
マルチプラットフォーム開発のメリット
マルチプラットフォーム開発のメリットは多岐にわたります。マルチプラットフォーム開発とは、複数のプラットフォームに対応したソフトウェアやアプリケーションを開発するプロセスを指し、この方法にはいくつかの重要な利点があります。
- -市場拡大- 複数のプラットフォームに対応することで、より多くのユーザーにリーチすることが可能になります。
- -コスト削減- 1つのコードベースで複数のプラットフォームに対応できるため、開発やメンテナンスにかかるコストを削減できます。
- -効率の向上- 1つのプロジェクトで多くのプラットフォームのバージョンを開発できるため、時間と労力を節約できます。
- -メンテナンスの容易化- 共通のコードベースを使用することで、将来の更新やバグ修正が容易に行えるようになります。
- -ユーザーエクスペリエンスの向上- ユーザーは、それぞれのプラットフォームに適した最適なエクスペリエンスを享受できます。
マルチプラットフォーム開発の注意点
マルチプラットフォーム開発の注意点として、開発者はプラットフォーム間の違いを十分に考慮する必要があります。各プラットフォームには独自の仕様、API、およびユーザーインターフェイスが存在し、これらを考慮に入れてアプリケーションを設計する必要があるのです。たとえば、iOSとAndroidではユーザーインターフェイスのガイドラインが異なり、WindowsとmacOSでは異なる開発ツールを使う必要があります。したがって、開発者はこれらの違いを慎重に検討し、すべてのプラットフォームで一貫したエクスペリエンスを提供するために適切なアプローチを採用することが求められます。
マルチプラットフォームなサービスの例
マルチプラットフォームサービスは、複数のオペレーティングシステムやデバイスに対応したサービスを指し、異なるデバイスやプラットフォームを持つユーザーが、同じサービスを快適に利用できるようになっています。
具体的な例としては、以下のようなものがあります。
- 動画配信サービス：NetflixやAmazon Prime Videoなどの動画配信プラットフォームは、スマートフォン、タブレット、パソコン、テレビといったさまざまなデバイスで視聴することが可能です。
- ソーシャルメディア：FacebookやInstagramなどのソーシャルメディアは、Webブラウザだけでなく、iOSおよびAndroid用のモバイルアプリでも利用できるようになっています。
- ゲーム：人気のある多くのゲームは、パソコン、コンソール、モバイルデバイスなどでプレイすることが可能です。
- クラウドストレージ：Google DriveやDropboxなどのクラウドストレージサービスは、さまざまなデバイスからファイルにアクセスできるため便利です。
- メールサービス：GmailやOutlookなどのメールサービスは、Webブラウザ、モバイルアプリ、デスクトップクライアントなど、複数のプラットフォームで利用することができ、ユーザーに柔軟性を提供します。