インフラに関する用語

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FTTD光ファイバーで快適ネット環境

FTTD(Fiber to the Distribution Point)とは、光ファイバーケーブルを電話局やインターネットサービスプロバイダー(ISP)から集合住宅やオフィスビルなどの配電拠点(DP)まで接続する通信方式です。DPからは、従来の銅線ケーブルを使用して、最終的に各家庭やオフィスに接続されます。 FTTDは、従来の銅線ADSLや光ファイバーFTTH(Fiber to the Home)と比較して、より高速かつ安定したインターネット接続を提供します。銅線は距離が長くなると信号が減衰するため、FTTHのように光ファイバーを家庭やオフィスまで直接接続できない場合に適しています。
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日本レジストリサービスとは?

JPRSの概要 日本レジストリサービス(JPRS)は、日本におけるインターネットドメインの管理と割り当てを担う登録機関です。同社は2003年に設立され、日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)の不正行為を調査し、インターネットの信頼性と安定性を確保することを目的としています。JPRSの主な役割としては、.jpドメインの登録、管理、および更新に関するサービスの提供、登録情報の公開、ドメイン名紛争の解決における支援などが含まれます。JPRSは、インターネットの健全な発展に不可欠なインフラを維持し、日本のインターネット産業を支えています。
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IT用語『ATコマンド』とは?

『ATコマンド』とは、-ATtention-(アテンション)の略で、電話などの通信機器を制御するために使用されるテキストベースのコマンドセットです。モデム、電話機、ファクシミリなどのデバイス間で通信を確立、設定、および管理するための共通言語として機能します。これらのコマンドは、端末から通信機器に送信され、機器の動作や設定を制御します。
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IEEE 802.16e(モバイルWiMAX)とは?

IEEE 802.16e(モバイルWiMAX)は、ブロードバンド無線アクセス(BWA)ネットワーク向けのIEEE 802.16ファミリーの規格です。この規格は、モバイルユーザーにブロードバンドインターネットアクセスを提供することを目的としており、高速で信頼性の高いモバイルブロードバンド接続を可能にします。IEEE 802.16eは、さまざまな帯域幅とチャネルサイズをサポートし、帯域幅が限られている場合でも効率的なデータ転送を可能にします。また、モビリティサポートとサービス品質(QoS)の優先順位設定機能を備えているため、ユーザーは移動中でも途切れることなく高品質の接続を維持できます。
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IT用語「IDC」の徹底解説

-IDCとは?- IDC(インターネットデータセンター)とは、コンピュータシステムやネットワーク機器を安全かつ効率的に設置・運用するための施設のことです。サーバー、ストレージ、ネットワーク機器などが収容され、インターネットやクラウドサービスへの接続を提供し、企業や組織のITインフラストラクチャを支えています。IDCには、高いセキュリティ、信頼性、可用性を確保するための電源供給システム、冷却システム、物理的なセキュリティ対策が講じられています。
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IT用語『ISO』とは?

規格との関係 ISOは、国際標準化機構が作成した国際標準規格です。国際標準規格は、製品やサービスの品質、安全、効率を保証する一連の要件を定めています。ISOは、企業が製品やサービスの品質を向上させ、顧客満足度を高めるのに役立つ重要なフレームワークを提供します。また、グローバル市場における企業間の取引を円滑にすることで、国際的な協力と貿易を促進しています。
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IT用語『冗長』とは?重要性と種類を徹底解説

-冗長の意味と重要性- 冗長とは、あるタスクを完了するために必要な以上の情報を提供することを指します。IT分野では、冗長性は、システムの可用性と信頼性を高める上で重要な役割を果たします。 冗長的なシステムは、単一障害点に対する耐性を持ちます。単一障害点とは、システム全体に影響を与える可能性のある単一のコンポーネントやプロセスです。冗長性を確保することで、単一障害点の故障が発生しても、システムは機能し続けることができます。これにより、データ損失、サービス停止、財務的損失などのリスクが軽減されます。 また、冗長性はパフォーマンスの向上にも役立ちます。冗長的なシステムは、負荷のバランスを取ることができます。つまり、複数のコンポーネントやプロセスがタスクを共有し、全体のシステムのパフォーマンスが向上します。これにより、応答時間の短縮、スループットの向上、ユーザー満足度の向上につながります。
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FTTCとは?メリットや仕組みを解説

-FTTCとは何か- FTTC(Fiber to the Curb)とは、通信技術の一種で、光ファイバーケーブルを地域内の縁石近くまで敷設し、そこから先は既存の銅線を利用して各家庭や企業に接続する方式です。光ファイバーケーブルは銅線よりも高速で安定したインターネット接続を実現できますが、敷設コストが高く、家の内部まで光ファイバーを敷設するのは困難です。そのため、FTTC方式では光ファイバーの利点を活用しつつ、コストを削減する工夫がされています。
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情報通信分野における「オクテット」の理解

「オクテット」とは、情報通信分野で用いられる用語であり、8ビットのデータブロックを指します。1バイトを構成する最小単位で、コンピュータやネットワークにおいて、文字や数値などの情報を表現するために使用されます。1オクテットは通常、8つの0または1の列で表され、1つのオクテットで最大256種類の値を表すことができます。
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分散コンピューティングとは?仕組みとメリットを解説

分散コンピューティングとは、単一のコンピュータシステムではなく、複数のコンピュータまたはノードをネットワークで接続し、1つの大きなコンピューティングシステムとして機能させる技術です。各ノードは、タスクの一部を担当し、他のノードと連携して全体的なタスクを完了します。この分散したアーキテクチャにより、大規模な計算を並列処理でき、より高速で効率的な処理が可能になります。分散コンピューティングは、データ分析や科学研究、金融モデリングなどの幅広い用途に活用されています。
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FTTPで光パワーを直接自宅へ!メリットとデメリット

FTTP(Fiber To The Premises)とは、光ファイバーを住宅や事業所まで直接引き込む技術です。従来の光ファイバーは、電話局や交換機などの局舎までしか敷設されておらず、そこから先は銅線(メタル線)で接続されていました。しかし、FTTPでは銅線の部分をすべて光ファイバーに置き換え、これにより高速で安定した通信が可能になります。
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懐かしの「Lモード」とは?

Lモードとは、モバイル通信規格「第3世代移動通信システム」(3G)の初期に導入された通信モードです。当初は「パケット通信方式」と呼ばれ、主にデータ通信に利用されていました。携帯電話をインターネットに接続したり、メールを送受信したりするために使用されていました。 Lモードの特徴は、通信速度が低く、料金が安価であったことです。当時の通信環境では、動画や音楽など大容量のデータのやり取りには向かなかったものの、メールやテキストメッセージなどのやり取りには十分な速度でした。また、料金体系も他の通信モードと比べて安く、気軽に利用できることが特徴でした。
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ミラーサーバーのすべて

このミラーサーバーとは、あるサーバーのデータをまるごと複製し、複数のサーバーに分散させて配置する技術です。ミラーサーバーが稼働すると、データが複数箇所に保存されるため、もしあるサーバーが故障したりネットワーク障害が発生したりしても、他のサーバーからデータを取得できます。これにより、可用性と耐障害性が向上し、ユーザーが常にデータにアクセスできるようになります。ミラーサーバーは、重要なデータの保護やWebサイトの安定稼働に活用されています。
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JATEとは?分かりやすく解説

JATE(ジェイト)の概要 JATEとは、"Japanese Aptitude Test for Overseas Teachers of Japanese"の略で、「海外における日本語教育従事者のための日本語能力試験」です。日本語教育に従事する外国人向けの日本語能力試験であり、日本語教育の内容や指導方法に関する知識や技能を評価することを目的としています。 試験は毎年実施され、1級・2級・3級の3段階から構成されています。それぞれ求められる日本語能力のレベルが異なり、1級が最も高く、3級が最も低くなっています。
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FTTxとは?種類と特徴を解説

-FTTxとは- FTTxとは、光ファイバーケーブルを家庭や企業まで引き込む通信方式の総称です。従来の銅線を使用した電話回線に代わり、より高速で安定したインターネット接続を実現します。FTTxは、光ファイバーを「どこまで」引き込むかによって、FTTH(ファイバー・トゥ・ザ・ホーム)、FTTB(ファイバー・トゥ・ザ・ビルディング)、FTTC(ファイバー・トゥ・ザ・カーブ)、FTTN(ファイバー・トゥ・ザ・ノード)などの種類があります。これらの種類は、それぞれ引き込み範囲が異なるため、速度やコストに違いが生じます。
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「住基ネット」の仕組みと活用法

「住基ネット」とは、住民基本台帳情報を共有する全国的なネットワークシステムです。住民基本台帳には、住民の氏名、住所、生年月日などの基本的な情報が登録されています。住基ネットにより、これら情報が全国の役所やその他の機関で共有されるため、迅速かつ正確な行政サービスを提供できます。また、住基ネットは、税金の徴収や年金・保険料の管理などの行政事務の効率化にも活用されています。
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ブロードバンドとは?特徴や種類を解説

ブロードバンドとは ブロードバンドとは、高速かつ安定したインターネット接続を提供する通信手段です。従来のダイヤルアップ接続やISDN接続と比較して、ブロードバンドははるかに高速で、大容量のデータを送受信できます。このため、動画ストリーミング、オンラインゲーム、クラウドコンピューティングなどのブロードバンドを必要とするアプリケーションの利用に適しています。
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ホットスペアとは?ホットスタンバイの別称の意味を解説

ホットスペアは、ホットスタンバイの別称にあたります。これは、アクティブなシステムに常に接続されており、必要に応じてすぐに利用できる追加のコンポーネントのことです。ホットスペアは、冗長性を提供し、システムの可用性と信頼性を向上させるために使用されます。 ホットスペアは、アクティブなコンポーネントに同期されており、アクティブなコンポーネントに障害が発生した場合、自動的に引き継ぐことができます。これにより、ダウンタイムが最小限に抑えられ、オペレーションの継続性が確保されます。ホットスペアは、ハードドライブ、ソリッドステートドライブ、ネットワークインターフェイスカードなど、さまざまなコンポーネントに実装できます。
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IT用語『スケーラビリティ』の徹底解説

-スケーラビリティとは?- IT用語の「スケーラビリティ」とは、システムのニーズの変化に合わせて、シームレスにサイズや容量を拡張できる能力を指します。システムの負荷やユーザー数の増加、機能の追加や変更などの需要に対応して、パフォーマンスを維持できるように設計されています。スケーラビリティは、システムが成長や変化するビジネス要件に対応し、安定した運用を確保するために不可欠です。
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IT用語「オンサイトサポート」を徹底解説

オンサイトサポートとは、ユーザーの現場へ技術者が直接訪問して、機器の修理やメンテナンスを行うサポートサービスのことです。ユーザーが機器を持ち込んだり、修理センターに送ったりする必要がなく、作業現場で問題を直接解決できるため、利便性が高いです。特に、サーバーなどの大規模な機器や、工場や医療機器などの稼働が停止すると業務に重大な支障が出る機器のサポートに適しています。
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ホスティングサービスとは?その種類や選び方を解説

ホスティングサービスとは、ウェブサイトやアプリケーション向けのデータを保存・提供するサービスです。ウェブサイトやメールなどのインターネット上のコンテンツは、物理的なコンピュータ「サーバー」に保存されています。ホスティングサービスは、これらのサーバーを所有・管理し、コンテンツをインターネット上に配信可能にするものです。ホスティングサービスを使用することで、個人や企業は独自のWebサーバーを購入して維持する必要がなくなり、より低コストで効率的にオンラインプレゼンスを確立できます。
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住基ネットとは?

住基ネットとは、住民基本台帳(住民票)の情報を、全国の市町村が共有するコンピューターネットワークのことです。住基ネットは、住民の住所や氏名、生年月日などの基本的な情報を管理しており、行政手続きの効率化や行政サービスの向上を目的として整備されました。また、災害時の安否確認や行方不明者の捜索にも活用できます。
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「BtoG」とは?電子入札取引を徹底解説

「BtoG」とは、企業(Business)から政府(Government)への取引を指します。電子入札とは、政府調達において、インターネットなどを利用して入札業務を電子化するシステムです。従来、紙面で実施されていた入札業務をオンライン化することで、業務の効率化と透明性の向上を目指しています。 BtoG取引の仕組みは以下の通りです。まず、政府機関が電子入札システムに調達案件を登録します。次に、登録された企業は電子入札システムを通じて入札を行います。入札は、価格や納期、品質など、あらかじめ設定された条件に基づいて行われます。入札結果に基づき、政府機関が最良の条件を提示した企業を選定します。選定後は、契約締結へと進みます。
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ADSL:電話用ケーブルを使用した高速通信

ADSL (Asymmetric Digital Subscriber Line) とは、電話用の銅線ケーブルを利用した高速インターネット接続方式です。通常の電話回線と同じケーブルを使用するため、別途回線を引く必要がなく、導入コストが抑えられます。ADSL は非対称型で、ダウンロード速度がアップロード速度よりも高速になっています。そのため、インターネット閲覧や動画ストリーミングなどの、大量のデータをダウンロードする用途に適しています。