初心者向けSQL基礎講座

初心者向けSQL基礎講座

SQLとは？

-SQLとは？-

SQL（Structured Query Language）とは、データベースを操作するための特殊な言語です。データベースとは、データを構造化された形式で格納するソフトウェアシステムで、SQLを使用することでユーザーは、データの作成、読み取り、更新、削除を行うことができます。

SQLは、1970 年代初頭に IBM によって開発されました。当初は System R と呼ばれていましたが、後に SQL と改名されました。SQL は、ANSI（American National Standards Institute）によって標準化されており、現在ではほとんどすべてのデータベース管理システム（DBMS）でサポートされています。

SQL は、初心者でも比較的習得しやすい言語です。構文は簡潔で論理的であり、データを操作するための強力な機能を備えています。したがって、データベースの管理やデータの分析に興味がある初心者にとっては最適な選択肢になります。

SQLの基本構文

–SQLの基本構文–

SQL（Structured Query Language 構造化照会言語）は、データベースからデータを操作するための強力な言語です。その基本構文は非常にシンプルで、初心者でも習得しやすいものとなっています。SQLの基本的な構文要素を以下に示します。

* -SELECT句- データベースから取得する列を指定します。
* -FROM句- 取得するデータが含まれるテーブルを指定します。
* -WHERE句- データ取得の条件を指定します。

これらの基本構文を組み合わせることで、データベースから必要なデータを柔軟かつ簡単に取得できます。例えば、次のクエリは、データベース内の「顧客」テーブルから「名前」と「メールアドレス」の列を取得します。

SELECT 名前, メールアドレス
FROM 顧客

データの検索

-データの検索-

SQLでデータを取得するには、SELECT句を使用します。この句では、抽出したい列名を指定します。また、FROM句では、検索対象のテーブルを指定します。さらに、WHERE句では、条件を指定して、特定の行のみを抽出できます。たとえば、次のクエリは「顧客」テーブルから「名前」列と「メールアドレス」列を取得し、名前が「ジョン・スミス」である行のみを抽出します。
sql
SELECT 名前, メールアドレス
FROM 顧客
WHERE 名前 = ‘ジョン・スミス’;

データの更新

-データの更新-

SQLでは、データの更新を使ってデータベース内のデータを変更できます。この操作は、特定のレコードの値を変更したり、新しいレコードを追加したり、不要なレコードを削除したりする場合に使用されます。

データの更新を行うには、UPDATE、INSERT、DELETEという3つの主要なコマンドを使用します。

* UPDATEコマンドは、既存のレコードの値を変更するために使用され、WHERE句を使用して更新するレコードを指定できます。
* INSERTコマンドは、新しいレコードをデータベースに追加するために使用され、新しい値を挿入するテーブルと列を指定する必要があります。
* DELETEコマンドは、データベースからレコードを削除するために使用され、WHERE句を使用して削除するレコードを指定できます。

これらのコマンドを使用して、データベース内のデータを効率的かつ正確に管理できます。

データの削除

初心者向けSQL基礎講座
データの削除

データをデータベースから削除するには、DELETEステートメントを使用します。このステートメントは、指定した条件に一致する行をすべて削除します。構文は次のとおりです。

DELETE FROM テーブル名
WHERE 条件;

たとえば、customersテーブルからid=1の行を削除するには、次のように記述します。

DELETE FROM customers
WHERE id=1;

すべての行を削除するには、WHERE句を使用しません。

DELETE FROM customers;

注意データの削除は取り消しできません。削除を実行する前に、必ずデータのバックアップを作成してください。