外字とは？ ユーザー定義文字の意味と使い方を解説
ITの初心者
先生、IT用語で『ユーザー定義文字』というのが出てきたんですが、詳しい意味を教えていただけますか？
IT･PC専門家
『ユーザー定義文字』とは、標準の文字セットに含まれていない文字のことだよ。外字とも呼ばれるね。
ITの初心者
外字ですか。それって、どういう場合に使われるんですか？
IT･PC専門家
特殊な記号や、コンピュータ環境によって異なる文字を表現するために使われることが多いよ。例えば、数学や音楽の記号、特殊な言語の文字などが該当するね。
ユーザー定義文字とは。
IT用語「ユーザー定義文字」は、ユーザーが独自に作成した文字のことです。
ユーザー定義文字とは？
-ユーザー定義文字とは？-
ユーザー定義文字とは、標準的な文字セットに含まれない文字を指します。例えば、特殊記号、ロゴ、企業固有のシンボルなどは、ユーザー定義文字として定義できます。これらの文字は、標準のキーボードでは入力できないことが多く、特定のソフトウエアやフォントを使用して作成されます。
外字の歴史
-外字の歴史-
外字とは、本来文字集合に含まれていない文字のことです。中国では、古くから外字が使用されており、現在でもさまざまな印章や書道作品に見ることができます。日本では、江戸時代に「仮名外字」として使われ始め、近代以降もコンピュータの発展とともに、さまざまな外字が作成されてきました。
当初の外字は、手書き文字をデジタルデータに変換して作成されていました。しかし、コンピュータの普及に伴い、フォント技術の進歩によって、より簡単に外字を作成できるようになりました。また、Unicodeという国際的な文字コード規格が制定されたことで、世界中で外字を共有できるようになりました。
外字の用途
外字の用途は多岐にわたり、主にパソコンで作成する文書や印刷物で用いられます。例えば、特殊な専門用語、異体字、旧字、記号、ロゴマーク、著作権マークなどを表す文字として使用されます。また、一部のフォントにない特定の文字や、特殊な書体やデザインの文字を作成するために使われることもあります。さらに、外国語の文字や言語に存在しない文字を表現するためにも活用されています。
外字の作り方
–外字の作り方–
外字を作成するには、特別なソフトウェアまたはフォントエディタが必要です。一般的な方法としては、以下があります。
* -フォントエディタを使用する-Adobe Illustrator や FontForge などのフォントエディタを使用すると、文字の形を手作業で作成して新しいグリフを追加できます。
* -文字画像を使用する-既存の文字画像（BMP や PNG ファイル）を使用して、外字を作成できます。フォントエディタを使用して画像をベクターパスに変換し、グリフに追加する必要があります。
* -外字作成ソフトウェアを使用する-FontLab などの一部のフォント作成ソフトウェアには、外字を簡単に作成できる機能があります。これらのソフトウェアは、文字の形状やプロパティを自動生成してくれます。
外字の注意点
外字の注意点
外字を作成・使用する際に注意すべき点がいくつかあります。まず、外字はシステムフォントには含まれていないため、使用するコンピュータに外字をインストールする必要があります。また、外字のコード番号は独自のコード空間を使用して管理されるため、異なるシステム間で外字を共有することはできません。さらに、外字は一般的な文字とは見た目が異なるため、誤解や混乱を招く可能性があります。そのため、外字の使用は最小限にとどめ、他の手段で実現できる場合はそちらを検討することをお勧めします。