クロスケーブルとは？仕組みとストレートケーブルとの違い
ITの初心者
クロスケーブルについて教えてください。
IT･PC専門家
クロスケーブルは、コンピューターとコンピューターを接続するために使われるケーブルです。ストレートケーブルとは異なり、クロスケーブルでは送信端子と受信端子が交差しています。
ITの初心者
なぜ送信端子と受信端子が交差しているのですか？
IT･PC専門家
ストレートケーブルでは、送信端子同士が接続されてしまいます。クロスケーブルでは、電線を交差させることで、送信端子と受信端子が正しく対応付けられています。
cross cableとは。
「クロスケーブル」とは、コンピューター同士など、同じ種類の機器を接続するためのケーブルです。通常の「ストレートケーブル」では、送信端と受信端がそのまま接続されてしまいますが、クロスケーブルでは電線を交差させて、送信端と受信端が正しく対応するように設計されています。別の名称では「リバースケーブル」とも呼ばれます。
クロスケーブルとは何か
クロスケーブルとは、ネットワーク機器同士を接続するための特殊なイーサネットケーブルを指します。通常のストレートケーブルは、送信と受信のピン配列がそれぞれ同じですが、クロスケーブルでは、送信ピンが受信ピンと交差しています。このクロス配線により、一方の機器からの信号がもう一方の機器の受信ポートに直接接続されます。クロスケーブルは、スイッチやハブなどのネットワーク機器を直接接続したり、コンピュータをネットワークプリンタに接続したりするために使用されます。
ストレートケーブルとの違い
ストレートケーブルとの違いでは、クロスケーブルとストレートケーブルの仕様の違いを説明します。大きく異なる点は2つあります。
まず、使用するピンアサインが異なります。ストレートケーブルでは、送信端と受信端で同じピンに同じ信号が割り当てられています。一方、クロスケーブルでは、送信端のピン1と受信端のピン3、送信端のピン2と受信端のピン6、というように、送信端と受信端のピンアサインがクロスされています。
次に、仕様の違う規格が使用されています。ストレートケーブルはTIA/EIA-568-B規格に基づいており、クロスケーブルはTIA/EIA-568-A規格に基づいています。これにより、両方のケーブルは異なるツイストペアを使用することになります。
クロスケーブルの仕組み
-クロスケーブルの仕組み-
クロスケーブルとは、送信線と受信線がクロス接続されたネットワークケーブルです。この構造により、送信側は受信側の受信線に、受信側は送信側の送信線に接続されます。
つまり、クロスケーブルを介してデータを送信すると、送信側のピン1（送信線）は受信側のピン8（受信線）に接続され、送信側のピン8（受信線）は受信側のピン1（送信線）に接続されます。このクロス接続により、信号が逆さまに伝送されるため、データの整合性が保たれます。
クロスケーブルの用途
-クロスケーブルの用途-
クロスケーブルは、主にネットワーク機器を相互接続するために使用されます。異なるネットワーク機器間の直接接続を可能にすることで、ネットワークの構築や拡張に役立ちます。具体的には、次の用途があります。
* コンピュータとスイッチまたはルーターの接続
* プリンターやスキャナーなどの周辺機器とコンピュータの接続
* ネットワーク上の 2 台のコンピュータ間の直接ファイル転送
* テスト、トラブルシューティング、ネットワークの管理
クロスケーブルの作り方
-クロスケーブルの作り方-
クロスケーブルは、ネットワーク接続に使用されるツイストペアケーブルの一種です。通常のストレートケーブルとは異なり、クロスケーブルは、一方の端子でTx（送信）とRx（受信）のピンを入れ替えることで作られます。これにより、特定のデバイス同士を直接接続することが可能になります。
クロスケーブルを作成するには、まず適切な長さのツイストペアケーブルを用意します。次に、両端のコネクタを適切な順序で接続します。一般的に、TIA/EIA-568B規格が使用され、以下のピン配列が使用されます。
* -1番ピン- 白-オレンジ
* -2番ピン- オレンジ
* -3番ピン- 白-緑
* -4番ピン- ブルー
* -5番ピン- 白-青
* -6番ピン- 緑
* -7番ピン- 白-茶
* -8番ピン- 茶
コネクタを接続したら、ケーブルをしっかりと圧着して、導線がしっかりと固定されていることを確認します。これでクロスケーブルが完成します。