スクリーンセーバー – IT用語徹底解説
ITの初心者
スクリーンセーバーってなんですか？
IT･PC専門家
コンピューターを使わない時に、画面が暗くなったり、アニメーションを表示したりする機能やソフトウェアのことだよ。
ITの初心者
昔はテレビの焼き付き防止に使われていたんですね。
IT･PC専門家
そう。液晶ディスプレイが普及した今でも、不正使用を防ぐために使われているよ。
screen saverとは。
「スクリーンセーバー」は、パソコンを操作していないときに画面を暗くしたり、動く画像を映し出したりする機能やソフトウェアのことです。
もともと、古いタイプのブラウン管ディスプレイで画面が焼付きするのを防ぐために使われていました。その後、液晶ディスプレイが普及した今でも、パソコンを再開したときにパスワードを入力するよう求め、他人の不正利用を防ぐなどの用途で利用されています。
スクリーンセーバーとは？
-スクリーンセーバーとは？-
スクリーンセーバーとは、ディスプレイの保護とエネルギー節約を目的に、一定時間コンピューターが操作されないと自動的に表示される画像や動画のことです。ディスプレイの寿命を延ばし、不要なエネルギー消費を防ぐ役割を担っています。
初期のスクリーンセーバーは、単純なグラフィックやフライングロゴなどで構成されていましたが、現在では複雑なアニメーション、時計、カレンダー、天気予報などの機能を備えたものもあります。また、オリジナルの画像や動画をカスタム設定して、自分の好みに合わせたスクリーンセーバーを作成することも可能です。
スクリーンセーバーの目的
スクリーンセーバーの目的は、主に2つあります。一つは、モニターを保護することです。モニターに長時間同じ画像を表示させ続けると、焼付きが発生して画面上に跡が残る場合があります。スクリーンセーバーは、画面に変化のある画像や動画を表示することで、この焼付きを防ぎます。
もう一つの目的は、コンピューターのセキュリティを確保することです。コンピューターをしばらく使用していない場合、何らかの形で画面を非表示にし、他人が機密情報にアクセスできないようにする必要があります。スクリーンセーバーは、画面にパスワード付きのログオン画面を表示することで、このセキュリティ対策に役立ちます。
スクリーンセーバーの歴史
スクリーンセーバーの歴史は古く、その起源は1960年代にまでさかのぼります。当時のコンピューターの画面はブラウン管ディスプレイが主流であり、長時間同じ画像を表示すると画面焼けと呼ばれる現象が発生していました。これを防ぐために、一定時間入力がなかったときに画面を暗くしたり、動きのある画像を表示したりする機能が考案されました。これがスクリーンセーバーの始まりです。
1980年代に入ると、パーソナルコンピューターの普及とともにスクリーンセーバーも広く利用されるようになりました。この頃、スクリーンセーバーは単なる画面焼け防止の機能ではなく、より視覚的に楽しめるものへと進化しました。さまざまなデザインやアニメーションを取り入れたスクリーンセーバーが登場し、パソコンを使うことの楽しさを演出する一要素となりました。
液晶ディスプレイにおけるスクリーンセーバー
-液晶ディスプレイにおけるスクリーンセーバー-
液晶ディスプレイでは、スクリーンセーバーは、継続的な静止画像の表示を防ぎ、画面焼けを防ぐために使用されます。液晶ディスプレイのピクセルは、継続的に同じ画像を表示すると、固定された状態になり、画面に「ゴースト」のような残像を残すことがあります。スクリーンセーバーは、この問題を防ぐために、画面に変化のある画像やパターンを表示します。
液晶ディスプレイ用のスクリーンセーバーは通常、以下のような機能を備えています。
* -ランダムな画像やパターン- 画面焼けを防ぐために、さまざまな画像やパターンをランダムに表示します。
* -スライドショー- ユーザーが選択した画像をスライドショー形式で表示します。
* -時計- 画面に時計を表示し、時間をチェックしやすくします。
* -パワーセービングモード- 一定時間画面に操作がない場合、ディスプレイをスタンバイモードまたはオフにします。
液晶ディスプレイのスクリーンセーバーは、画面焼けを防ぐだけでなく、ディスプレイの寿命を延ばし、操作性を向上させるのに役立ちます。
スクリーンセーバーのセキュリティ機能
スクリーンセーバーのセキュリティ機能は、コンピュータのセキュリティを向上させるために役立つ重要な機能です。スクリーンセーバーは、コンピュータを使用していないときにスクリーンに表示される画像やアニメーションですが、実際には単なる飾りではありません。
スクリーンセーバーは、コンピュータをスリープモードやハイバネーション状態に設定することで、画面焼き付けを防ぎ、電力消費を削減できます。さらに、パスワードで保護されたスクリーンセーバーを使用すると、コンピュータから離れる際に画面をロックして不正アクセスを防ぐことができます。
また、スクリーンセーバーにはマルウェアやウィルスからコンピュータを保護する機能もあります。スクリーンセーバーが有効になっていると、長時間にわたってコンピュータが非アクティブな状態が続くと自動的に起動し、マルウェアがコンピュータに侵入するのを防ぎます。
ただし、スクリーンセーバーのセキュリティ機能に過度に依存することはお勧めできません。スクリーンセーバーはセキュリティ対策の一手段にすぎず、強力なパスワードやファイアウォール、ウイルス対策ソフトウェアなどの他のセキュリティ対策と併用することが重要です。