CDとは？歴史と種類、容量と用途
ITの初心者
すみません、CDについて教えてください。
IT･PC専門家
CDは光ディスクの一種で、データの読み書きにレーザー光を使用します。金属膜または有機染料を保護層（ポリカーボネートまたはガラス）で挟み込んでいます。
ITの初心者
音楽を録音するために作られたんですか？
IT･PC専門家
もともと音楽用に開発されましたが、現在ではコンピューターデータの保存にも広く使用されています。音楽用のCD-DAとコンピューター用のCD-ROM、CD-R、CD-RWがあります。
CDとは。
コンパクトディスク（CD）は、情報媒体の一種です。金属の薄膜や有機色素を、ポリカーボネートやガラスなどの保護層で挟んだ光ディスクです。レーザー光を使用してデータを読み書きします。
1970年代にソニーとフィリップスが共同開発し、1980年代初めに実用化されました。当初はレコードに代わる音楽記録媒体として用いられましたが、現在はコンピューターでのデータ記録にも広く使われています。
直径12cmのCDは、記憶容量が640MBから700MB、音楽の最大収録時間は74分から80分です。用途によって、CD-DA（音楽用）、CD-ROM（コンピューター用読み出し専用）、CD-R・CD-RW（コンピューター用書き込み可能）などがあります。
「CD」は、「コンパクトディスク」の頭文字をとったものです。
CDの歴史
CDの起源は、1979年にフィリップスとソニーが共同で開発した「コンパクトディスク（CD）」まで遡ることができます。当初は音楽業界向けに開発されたものでしたが、その大容量と安定した音質により、瞬く間に世界中で普及しました。1982年には初の市販用CDとして、ビリー・ジョエルの「52nd Street」が発売されました。その後、1985年にCD-ROMが登場し、コンピュータ業界でも広く利用されるようになりました。そして1990年代には、DVDやBlu-rayなどの後継規格が開発され、CDは音楽やデータの記録メディアとして、現在も重要な役割を果たしています。
CDの種類
-CDの種類-
CD（コンパクトディスク）には、用途やデータの種類によってさまざまな種類があります。オーディオCDは音楽を格納しており、最も一般的なタイプです。データCDは、テキスト、画像、プログラムデータなどのコンピューターデータを保存するのに使用されます。ビデオCDは、ビデオとオーディオを格納し、特に古い家庭用DVDプレーヤーで再生するために使用されます。
また、CD-R（記録可能）およびCD-RW（再記録可能）などの書き込み可能なCDもあります。CD-Rは一度しか記録できませんが、 CD-RWは何度でもデータを消去して再利用できます。さらに、CDの容量は、650MB（標準CD）から700MB（CD-RとCD-RW）までさまざまです。また、特殊用途のCDもあり、例えば写真CDは高品質の画像を保存するために使用されます。
CDの記憶容量
CDの記憶容量は、CDのサイズによって異なります。標準的なコンパクトディスク（CD）は直径12cmで、650～700メガバイト（MB）のデータを格納できます。より大容量のデジタルオーディオコンパクトディスク（CD-DA）やスーパーオーディオコンパクトディスク（SACD）など、さまざまなCDフォーマットがあります。CD-DAは800MB、SACDは4.7GBと大容量です。大容量のCDフォーマットは、ハイレゾオーディオやビデオデータの保存に使用されます。
CDの用途
CDの用途は音楽やデータの記録と保存が最も一般的ですが、それ以外にもさまざまな用途があります。
CDは、ゲーム機のソフトウェアや家庭用ゲームの保存にも使用されています。また、写真やビデオなどの大容量データをアーカイブする手段としても使用できます。さらに、CDは、オペレーティングシステムやソフトウェアのインストールメディアとしても使用され、コンピュータの修理やリカバリに役立てられています。教育分野では、CDはインタラクティブな学習教材や辞書としても活用されています。
CDの今後
CDの今後では、CDの将来的な展開について展望しています。近年、ストリーミングサービスやデジタル音楽の普及により、CDの売上は減少傾向にあります。しかし、音楽愛好家の間では、CDの利便性や高音質が評価されており、今後も一定の需要が維持されることが予想されています。また、ハイレゾ音源に対応したCDプレーヤーやCDの再発盤の発売など、CDの付加価値を高める取り組みが進められています。さらに、CDのデータを保存する用途にも注目が集まっており、長期的なデータ保存媒体として活用される可能性があります。