SDXCカードとは？仕様や対応機器を解説

SDXCカードとは？仕様や対応機器を解説

SDXCカードとは

SDXCカードとは、大容量のデータを格納できるメモリーカード規格です。2009年にSDカード協会によって発表されました。SDHCカードの後継規格であり、最大2TBまでの大容量をサポートしています。ファイルシステムは、exFATを採用しています。SDXCカードは、カメラやビデオカメラなどのデジタル機器で広く使用されています。

SDXCカードの仕様

-SDXCカードの仕様-

SDXCカードは、大容量のデータ保存を目的に開発されたSDカードの拡張規格です。最大容量は2TBで、フルHD動画や高解像度写真などの大容量ファイルを扱うのに適しています。また、exFATファイルシステムを採用しているため、4GBを超えるファイルの保存が可能です。

物理的なサイズはSDHCカードと同じで、約32×24×2.1mmです。読み書き速度は、クラス10以上の高速規格に対応しており、最大転送速度は104MB/sに達します。また、UHS-IやUHS-IIなどの高速バスインターフェースに対応したカードも存在し、より高速なデータ転送が可能です。

SDXCカードの用途

SDXCカードの用途は多岐にわたります。元々はデジタルカメラやビデオカメラでの利用を目的として開発されましたが、現在ではさまざまな電子機器で利用されています。

スマートフォンの外部ストレージとして使用したり、Nintendo Switchなどのゲーム機のストレージを増やしたり、ドローンやアクションカメラの記録メディアとして使用することもできます。4Kや8Kの高解像度動画を保存するのにも適しています。

SDXCカードと他のSDカードの比較

SDXCカードと他のSDカードの比較

SDXCカードは、従来のSDカード（SD、SDHC）と区別するためにいくつかの違いがあります。最も重要な違いは、記憶容量です。SDXCカードは、最大2TBのデータを保存できますが、SDHCカードは最大32GB、SDカードは最大2GBまでしか保存できません。また、SDXCカードは、UHS-IまたはUHS-IIインターフェイスを使用して、高速なデータ転送速度をサポートしています。これにより、従来のSDカードよりも動画や画像をより高速に読み書きできます。さらに、SDXCカードはexFATファイルシステムを使用しています。このファイルシステムは、大容量のデータを効率的に処理するために設計されています。

SDXCカードの選び方

-SDXCカードの選び方-

SDXCカードを選択する際は、以下を考慮しましょう。

* –容量– ストアの容量に応じて選択します。音楽、ビデオ、写真、アプリケーションが多い場合は、大容量カードが必要です。
* –速度– データ転送速度を示す「クラス」で表示されます。高品質なビデオや画像を扱う場合は、高速なカードが必要です。
* –耐久性– 防水、耐衝撃、耐熱など、過酷な条件下での使用を検討している場合は、耐久性の高いカードが必要です。
* –ブランド– 信頼性の高い評判の良いブランドを選択しましょう。知名度の高いブランドのカードは、一般的に高品質で信頼できます。
* –保証– 保証期間が長いカードは、製品の信頼性と耐久性を示します。