IT用語『LGA』とは?特徴・仕組み・種類を解説

IT用語『LGA』とは?特徴・仕組み・種類を解説

ITの初心者

LGAってどんな意味ですか?

IT・PC専門家

LGAはパッケージの一種で、電子部品を取り付けるための基盤です。

ITの初心者

パッケージってなんですか?

IT・PC専門家

パッケージは、電子部品を保護するための外装です。LGAでは、高密度の電極が格子状に並んでいます。

LGAとは。

IT用語の「LGA」についてご説明します。

LGAは電子部品(LSIなど)のパッケージ(外装)の一種です。基板上に格子状に並んだパッド状の平面電極を持ち、プリント基板または専用ソケットに取り付けることで使用されます。インテルの「Core2(コアツー)」や「Xeon(ジーオン)」などのパソコンのCPUに採用されています。

LGAは「land grid array」の頭文字を取ったものです。小さな半球状の電極を使用するタイプは「BGA」と呼ばれます。

LGAとは?

LGAとは?

-LGAとは?-

LGA(Land Grid Array)とは、コンピューターチップとマザーボードを接続するためのインターフェイス規格の一種です。チップの底部に配置された多数の接点が、マザーボードの対応するランドパッドに直接接続され、データや電力のやり取りを行います。LGAは、従来のピンソケット方式に代わるもので、より高速で安定した接続を可能にします。

LGAの特徴

LGAの特徴

LGAの特徴

LGAは、他のソケットタイプと比較して、以下の特徴を備えています。

* -低背設計- LGAソケットは、ピンがCPU側ではなくマザーボード側に配置されているため、CPUの背を低く抑えることができます。これにより、ヒートシンクの取り付けが容易になり、ケース内のスペースを節約できます。
* -ピン折れ防止- LGAソケットでは、CPUにピンがないため、ピン折れのリスクがありません。これは、CPUを取り付ける際の安全性と利便性を向上させます。
* -安定した電力供給- LGAソケットは、CPUに直接電力を供給する接点の数を増やすことで、安定した電力供給を実現しています。これにより、CPUの安定した動作に貢献します。
* -高い耐久性- LGAソケットは、耐熱性と耐衝撃性に優れた素材で作られており、長期的な耐久性を提供します。

LGAの仕組み

LGAの仕組み

LGAの仕組み」において、LGAはマザーボード上のソケット構造を表していることがわかります。このソケットには、多数の小さなピンが密集して配置されています。一方、CPUには対応するサイズの穴があり、ピンを挿入することでCPUとマザーボードを接続します。この方式により、CPUはマザーボードにしっかりと固定され、安定した電気接続が可能になります。また、LGAはCPUの交換やアップグレードを容易にするように設計されており、ソケットから古いCPUを取り外し、新しいCPUを挿入するだけで済みます。

LGAの種類

LGAの種類

LGAの種類

LGAソケットには、使用可能なCPUの種類と機能によってさまざまな種類があります。一般的な種類を以下に示します。

* LGA1151 第6~第8世代のIntel Coreプロセッサをサポートするエントリーレベルのソケット。
* LGA1151v2 第8~第9世代のIntel Coreプロセッサをサポートする、LGA1151の更新版。
* LGA1200 第10世代Intel Coreプロセッサをサポートする、より新しいソケット。
* LGA1700 第12世代以降のIntel Coreプロセッサをサポートする、最新のソケット。
* LGA2066 Intel Core Xシリーズおよび Xeonワークステーションプロセッサをサポートする、ハイエンドソケット。
* LGA4189 Xeonサーバプロセッサをサポートする、エンタープライズクラスのソケット。

LGAの用途

LGAの用途

LGAの用途

LGAは、主にパーソナルコンピュータやノートパソコンのマザーボード上で使用されています。CPU (Central Processing Unit) をマザーボードのソケットに接続するために使用され、効率的で安定した動作を可能にします。また、LGAは、産業用制御機器、サーバー、組込みシステムなど、さまざまな電子機器の接続にも使用されています。この汎用性の高さにより、LGAは電子機器業界において広く採用されています。

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