地デジとは？分かりやすく解説

地デジとは？分かりやすく解説

地デジの基礎知識

地デジの基礎知識

地デジ（地上デジタル放送）は、従来アナログ放送で行われていた電波を使って放送する地上テレビ放送の方式です。デジタル信号に変換された映像と音声を電波に乗せて送信しています。アナログ放送に比べ、鮮明な映像と高音質な音声が楽しめるのが特徴です。また、データ放送や字幕スーパー、電子番組表などの機能が追加されています。地デジの電波は、従来のアナログ放送と異なるため、新しい受信機またはチューナーが必要です。

地デジと地上デジタルテレビ放送の違い

の「地デジと地上デジタルテレビ放送の違い」では、地デジの正式名称が地上デジタルテレビ放送であることを解説します。これらは同じものを指しますが、呼び名が異なるだけです。地デジは、アナログ放送に代わるデジタル方式のテレビ放送で、高画質・高音質で受信でき、データ放送などの付加サービスが受信できるのが特徴です。

地デジテレビの特徴

地デジテレビは、地上デジタル放送を受信する機能を備えたテレビです。地上デジタル放送では、従来のアナログ放送よりも高画質・高音質で、多様なコンテンツを提供できます。また、地デジテレビには、次のような特徴があります。

* -リモコンボタンの追加- 地デジ放送の番組表やデータ放送などの新しい機能に対応するために、リモコンに新しいボタンが追加されました。
* -番組表の改善- 地デジでは、従来のアナログ放送よりも多くの番組情報が取得でき、番組表がより詳細になりました。
* -字幕＆音声多重放送- 複数の字幕や音声トラックを同時に放送できるため、言語の異なる視聴者にも対応できます。
* -データ放送- 番組に関連した追加情報やコンテンツを提供するデータ放送が受信できます。
* -電子番組表（EPG）-地上デジタル放送では、番組表が電子化されており、番組内容や放送時間を簡単に検索できます。

地デジのメリット・デメリット

地デジ（地上デジタル放送）にはメリットとデメリットの両面があります。

メリットとして、まず映像と音声のクオリティが向上します。従来のアナログ放送に比べて、地デジはより鮮明でノイズの少ない映像、臨場感あふれる音声を楽しむことができます。また、データ放送などの付加機能が利用可能になり、放送内容をよりインタラクティブに楽しめます。受信方法も、従来のアンテナに加えて、家庭内の有線LANや光ファイバーでも可能になり、配線の自由度が高まります。

デメリットとしては、受信環境によってはノイズが発生する場合があることです。また、従来のアナログ放送に対応していた古いテレビやビデオデッキでは、別途チューナーが必要になる場合があります。さらに、地デジ放送の電波はアナログ放送より範囲が狭いため、高山や谷間など一部の地域では受信が困難になる可能性があります。

地デジの普及状況

地デジの普及状況

地デジ放送は、2011年のアナログ放送終了から10年以上が経過し、現在では多くの家庭が地デジ受信環境を整えています。放送事業者による受信環境の整備や、テレビメーカーによる地デジ対応テレビの普及により、2023年3月の時点で地上波放送の世帯カバー率は99.9%に達しています。また、ケーブルテレビや衛星放送など、地デジを視聴できる手段も充実しています。こうして、日本国内のテレビ視聴環境は、ほぼ完全に地デジに移行したといえます。