ローカルIPアドレスとは?プライベートアドレスについて解説
ITの初心者
先生、『ローカルIPアドレス』ってなんですか?
IT・PC専門家
プライベートIPアドレスのことを言うんだよ。プライベートってことは、インターネットに公開されていないってこと。
ITの初心者
インターネットに公開されていない?じゃあどこで使われるんですか?
IT・PC専門家
自宅や会社のネットワークなど、限られた範囲内で使われるよ。例えば、プリンターをネットワークにつなぐ場合なんかにも使う。
ローカルIPアドレスとは。
「ローカルIPアドレス」とは、社内ネットワークなどで使用されるプライベートなIPアドレスのことです。
ローカルIPアドレスの定義
ローカルIPアドレスとは、プライベートネットワーク内でのみ使用できるIPアドレスです。インターネット上の他のネットワークからアクセスすることはできません。ローカルIPアドレスは、ネットワーク内のデバイスを特定するために使用されます。例えば、ホームネットワークでは、ルーターが192.168.1.1などのローカルIPアドレスを持ちます。このアドレスは、ネットワーク内の他のデバイスがルーターに接続してインターネットにアクセスするために使用されます。
プライベートアドレスとの関係
プライベートアドレスとは、主にプライベートネットワーク内で使用されるIPアドレスの範囲です。インターネットには公開されておらず、特定のネットワーク内のデバイス間でのみ通信に使用されます。一方、ローカルIPアドレスは、より特定されたネットワーク環境で使用されます。プライベートアドレスのサブセットであり、通常は単一のネットワークセグメント内でのみ使用されます。
プライベートアドレスは、インターネットプロトコル(IP)の範囲として定義されており、ルーターやファイアウォールなどのネットワークデバイスによって外部ネットワークから隔離されています。これにより、プライベートネットワーク内のデバイスが外部からのアクセスや攻撃に対して保護されます。ローカルIPアドレスは、プライベートアドレスのさらに限定されたバージョンであり、通常は家庭や小規模オフィスなどの小さなネットワークで使用されます。
ローカルIPアドレスの種類
ローカルIPアドレスには、次のようなさまざまな種類があります。
10.0.0.0 ~ 10.255.255.255 の範囲はプライベートアドレス空間で、「Class A」ネットワークを占めます。この範囲のアドレスは、インターネット上ではルーティングされません。
172.16.0.0 ~ 172.31.255.255 の範囲もプライベートアドレス空間で、「Class B」ネットワークを占めます。
192.168.0.0 ~ 192.168.255.255 の範囲はプライベートアドレス空間で、「Class C」ネットワークを占めます。
これらのプライベートアドレスは、内部ネットワーク内で使用され、インターネットに接続するためのルーターやモデムの背後にあります。
ローカルIPアドレスの割り当て
ローカルIPアドレスの割り当ては、ネットワーク内のデバイスに固有の識別子を提供するプロセスです。これは通常、自動的にルーターまたは DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバーによって行われます。ルーターは、各デバイスにプライベートアドレス範囲内のアドレスを割り当て、その範囲は 192.168.0.0 ~ 192.168.255.255 です。これにより、デバイスがローカルネットワーク内ではお互いに通信できます。
ローカルIPアドレスの利用シーン
ローカルIPアドレスは、プライベートなネットワーク内でデバイスを特定するために使用されます。一般的な利用シーンとしては、次のものがあります。
* -ホームネットワーク- 家庭内のコンピュータ、スマートフォン、プリンターなどのデバイスを接続して、ファイル共有、印刷、ゲームなどの機能を利用できます。
* -オフィスネットワーク- 社内のコンピュータ、サーバー、ネットワークプリンターなどを接続して、コラボレーションやリソースへのアクセスを容易にします。
* -学校ネットワーク- 生徒や教職員のデバイスを接続して、インターネットアクセス、リソース共有、オンライン学習を提供できます。
* -ホテルやカフェ- ゲストに一時的なインターネットアクセスを提供するための Wi-Fi ネットワークの構築に使用できます。