IT用語『session』ってなに?
ITの初心者
「セッション」というIT用語について説明してください。
IT・PC専門家
セッションには2つの意味があります。1つ目は、コンピューターのログインからログアウトまでの操作の一連を指します。
ITの初心者
ということは、コンピューターネットワークでは、異なる意味になるのですか?
IT・PC専門家
その通りです。ネットワークでは、コンピューター間の接続が確立されてから終了するまでの通信の一連を指します。
sessionとは。
* -セッション-
コンピューター用語で、以下のような意味を持つ言葉です。
1. コンピューターで、ログインからログアウトまでの操作の一連の流れ。
2. コンピューターネットワークにおいて、接続開始から終了までの通信の一連の流れ。
いずれの場合も「一連の単位」を表し、これらの動作を一まとまりとして「1セッション」と呼びます。
コンピューターでのセッション
-コンピューターでのセッション-
コンピューターにおけるセッションとは、ユーザーとシステムの間で 一連の通信 のことです。通常は、ユーザーがコンピューターにログインしたときからログアウトするまでを指します。セッション中に、ユーザーはシステム上のファイルやアプリケーションにアクセスし、操作できます。
セッションには様々なタイプがあります。最も一般的なものは、対話型セッションで、ユーザーが端末またはグラフィカルユーザーインターフェイスを通じてコンピューターと直接やり取りできます。バッチセッションでは、ユーザーは事前に定義されたコマンドやスクリプトをシステムにサブミットし、システムが自動的にそれらを処理します。
コンピューターネットワークでのセッション
コンピューターネットワークにおいて、セッションとは、クライアントとサーバーの間における一連のデータ交換を表します。これは、通信を確立し、情報をやり取りするための抽象的な概念であり、複数のメッセージやトランザクションを含む可能性があります。セッションは、データの整合性と信頼性を確保し、複数のユーザーによる同時アクセス時の競合を回避するために使用されます。一般的な例としては、Webブラウジングやオンラインショッピングでの製品の閲覧などがあります。
セッションの単位
セッションの単位は、同一のユーザーがウェブサイトやアプリケーションと対話している時間を表す単位です。通常は、セッションの開始から終了までの時間の長さによって測定されます。セッションは、ユーザーがブラウザやアプリを閉じたり、一定時間操作しなかったりすると終了します。
セッションの単位としてよく使用されるのは秒数または分数です。たとえば、「ユーザーが10分間ウェブサイトに滞在した」という場合には、セッションの長さは10分になります。企業は、ユーザーのセッションの長さを分析して、ウェブサイトやアプリのユーザーエクスペリエンスとエンゲージメントを評価します。
ビジットとしてのセッション
-ビジットとしてのセッション-
ウェブサイトにおけるセッションとは、ユーザーが特定のウェブサイトを訪問してから、一定時間が経過するまで、またはユーザーが自らウェブサイトを離れるまでの期間を指します。ユーザーがサイトを訪問し、閲覧や操作を行えば、その時点で新しいセッションが開始されます。
セッションは、ウェブサイトのトラフィックやユーザーの行動を分析する上で重要な指標となります。セッションの開始と終了のタイミングを記録することで、ウェブサイトの滞在時間、ページビュー数、コンバージョン率などのデータを収集できます。これにより、ウェブサイトの改善やマーケティング戦略の最適化に役立ちます。
セッションの重要性
セッションは、ITにおいて不可欠な概念です。セッションが存在することで、ユーザはWebサイトやアプリケーション上で継続的にアクションを実行できます。例えば、ログイン後、複数のページを閲覧したり、データを保存したりできます。これは、セッションにより、サーバがユーザを識別し、一連の操作をひとつのまとまりとして管理できるためです。
つまり、セッションは、ユーザがアプリケーションと対話するための重要なメカニズムとなります。セッションがなければ、ユーザはページを移動するたびに再ログインする必要があり、利便性が損なわれます。そのため、セッションは、ユーザエクスペリエンスの向上とアプリケーションの使い勝手の確保に欠かせない要素なのです。