VDTとは？「ディスプレー」との違いやVDT症候群について
ITの初心者
「VDT」って何ですか？
IT･PC専門家
コンピューターの表示装置の総称だよ。ブラウン管とか液晶ディスプレイとかを指すんだ。
ITの初心者
「ディスプレー」と同じ意味なんですか？
IT･PC専門家
「ディスプレー」と同義だけど、主に労働衛生管理の分野で使われる言葉なんだ。VDT症候群って知ってる？VDTで長時間作業することで引き起こされる症状のことだよ。
VDTとは。
IT用語「VDT」とは、コンピューターの表示装置を総称する用語です。ブラウン管、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどがこれに含まれます。
「ディスプレイ」と同義ですが、「VDT」は主に労働衛生管理の分野で使用されます。長時間VDTを使用することで起こる症状を「VDT症候群」といいます。
「VDT」は「Visual Display Terminal」または「Video Display Terminal」の頭文字を取った言葉です。日本語では「ビデオ表示端末」とも呼ばれます。
VDTの定義と「ディスプレー」との違い
VDT（Visual Display Terminal）とは、コンピューターの操作や情報の表示に使用されるディスプレーのことです。液晶ディスプレー（LCD）や有機ELディスプレー（OLED）など、様々な種類のディスプレーがあります。
一方で、「ディスプレー」は、情報を視覚的に表示するデバイスの総称です。VDTはディスプレーの一種ですが、主にコンピューターの操作に特化しています。また、VDTは通常、キーボードやマウスなどの人間とコンピューターをつなぐ周辺機器と組み合わせて使用されます。
VDT症候群の症状と原因
-VDT症候群の症状と原因-
VDT症候群とは、ビデオディスプレイターミナル（VDT）を長時間使用したことで生じる一連の症状のことです。症状としては、眼の疲れ、頭痛、首のこり、肩こり、背中の痛みなどがあります。また、倦怠感、集中力の低下、イライラなど、メンタル面にも影響を及ぼす場合があります。
VDT症候群の原因としては、VDTを長時間使用することで目の筋肉や首の筋肉が緊張することによるものと、VDTから発せられる電磁波によるものがあります。VDTの画面から発せられるブルーライトも、目の疲れや睡眠障害を引き起こす原因と考えられています。
VDT症候群を防ぐための対策
VDT症候群を予防するには、以下のような対策が有効です。適切な作業姿勢を維持することが重要で、画面が目の高さになるようにして、背中をまっすぐに保ちましょう。目を酷使しないよう、定期的に休憩をとり、目を休ませることも大切です。また、適切な照明を確保し、画面に映り込みや光が反射しないようにすることで、目の負担を軽減できます。さらに、定期的に運動を行い、身体を動かして血行を促進することで、目の疲労を和らげる効果が期待できます。
VDTの使用時の注意ポイント
VDTを使用する際には、注意すべきポイントがいくつかあります。まず、VDTとの距離を離しすぎないように注意しましょう。近すぎると目が疲れやすくなります。また、画面の高さは目の高さくらいに調節し、首や肩に負担がかからないようにしましょう。さらに、VDTの使用時間を短くし、定期的に休憩を取ることも大切です。休憩時は、目を休ませるために遠くを見たり、立ち上がってストレッチをしたりしましょう。また、VDTの画面設定にも気をつけてください。明るさやコントラストを適切に調整することで、目の負担を軽減できます。
VDTと労働衛生管理
-VDTと労働衛生管理-
VDTは労働環境における重要な要素であり、適切な管理が求められています。 長時間のVDT作業は、目の疲れ、頭痛、肩こりなど、いわゆる「VDT症候群」を引き起こす可能性があります。この症候群を防ぐためには、VDT作業における適切な姿勢、休憩、作業環境の調整が不可欠です。
事業者は、VDT作業を行う労働者の健康を保護する責任を負っています。VDT作業の際には、モニターの配置や照明の調節、休憩時間の確保など、適切な労働衛生管理を実施する必要があります。これらの対策により、VDT症候群の発生を予防し、労働者の健康と生産性を維持することができます。