IC(半導体集積回路)の基礎知識
IC(半導体集積回路)とは、シリコンなどの半導体材料上にトランジスタ、ダイオード、抵抗、コンデンサといった電子部品を微細加工技術で集積した電子回路のことです。従来、これらの電子部品は個別に実装されていましたが、ICではこれらが一枚のチップ上に集約されています。
ICの歴史は、1958年にジャック・キルビーが発明した「モノリシックIC」が起源とされています。モノリシックICとは、シリコンチップ上に異なる機能の電子回路を一体化して製造したものです。その後、「LSI(大規模集積回路)」、「VLSI(超大規模集積回路)」とICの集積度は飛躍的に向上し、現在の電子機器の基盤を支えています。