コントロールコードとは?その目的と種類
ITの初心者
先生、『control code』というIT用語の意味を教えてください。
IT・PC専門家
制御コードとも呼ばれ、文書などの表示や編集を制御するための非表示の文字です。
ITの初心者
なるほど、非表示の文字なんですね。具体的にはどのような動作をするのでしょうか?
IT・PC専門家
例えば、カーソルを移動させたり、改行したり、フォントを変更したりできます。文書のレイアウトや表示を細かく制御するために使用されます。
control codeとは。
IT用語の「制御コード」とは、文書やデータの見た目を制御する文字のことです。
コントロールコードの概要
-コントロールコードの概要-
コントロールコードとは、コンピュータシステム内で特定の機能を果たす特別なコードです。文字列や数値などの通常のデータとは異なり、コントロールコードはシステムに対して指示や操作を実行します。
コントロールコードは、文字の表示制御、カーソル位置の移動、画面の消去などの基本的な操作から、より複雑な機能まで、さまざまな用途に使用されます。たとえば、改行コードは新しい行を開始し、タブコードは文字を一定の幅で配置します。また、エスケープコードは特殊文字を表すためにも使用されます。
コントロールコードは、ハードウェアやオペレーティングシステムによって定義されており、プラットフォームによって異なる場合があります。しかし、一般的なコントロールコードのセットは、多くのシステムで広く採用されています。
制御文字と制御シーケンス
制御文字と制御シーケンスは、コントロールコードの 2 つのタイプです。制御文字は単一文字で、ドキュメントの外観や動作に影響します。例えば、改行(CR)やタブ(HT)などの文字があります。一方、制御シーケンスは、エスケープ文字(通常はバックスラッシュ)で始まり、その後、コントロールコードを指定する文字が続きます。制御シーケンスは、制御文字よりも機能が豊富で、フォントの変更やページ設定の変更など、より複雑な操作を実行できます。
コントロールコードの用途
コントロールコードの用途
コントロールコードは、テキストや文書を整形するために利用されます。例えば、改行(CR)、タブ(HT)、フォームフィード(FF)などの制御文字を使用して、文字やラインの配置を調整できます。また、通信においては、送信開始(STX)や送信終了(ETX)などの制御コードを使用して、データのフレーム化や同期に使用されます。さらに、コンピュータのハードウェアやソフトウェアの制御にも使用され、プリンタの印刷動作(ESC)やモデムの初期化(AT)などの操作を実行します。
代表的なコントロールコード
代表的なコントロールコードには、次のものがあります。
* -改行コード(CRLF)-文字列を別の行に移動します。これは、通常、Windowsシステムでは「\r\n」として表され、Unixシステムでは「\n」として表されます。
* -タブコード(HT)-テキストを一定の距離だけインデントします。これは、通常、空白スペースとして表示され、表やテキストの整列に使用できます。
* -フォームフィード(FF)-プリンターやデバイスに新しいページを開始するように指示します。
* -ベル(BEL)-ブザーや音声を鳴らしてユーザーに注意を促します。
* -バックスペース(BS)-カーソルを1文字分左に移動して、その文字を削除します。
* -タブ垂直整列コード(VT)-テキストを縦方向にインデントします。
コントロールコードの注意と活用
コントロールコードの注意と活用
コントロールコードを使用する際にはいくつかの注意が必要です。まず、コントロールコードはテキストファイルでのみ機能するため、画像や動画などのバイナリファイルでは使用できません。また、コントロールコードはプレーンテキストエディタやコマンドラインで表示されるが、Microsoft Wordなどの一般的なワープロソフトでは表示されません。
ただし、コントロールコードは特定の状況で有益に活用できます。例えば、テキストファイルを他のシステムやアプリケーションに入力する際に、制御文字を使用してテキストのレイアウトや書式を整えることができます。また、プログラミングにおいては、コントロールコードを使用してデータを区切ったり、端末やプリンタなどの外部デバイスを制御したりすることができます。