データ型

プログラムに関する用語

文字列とは?コンピューターで扱うデータの特徴を解説

-文字列の定義- 文字列は、一連の文字が順番に並んだデータ構造です。コンピュータでは、テキスト、名前、住所などの文字情報を扱うために使用されます。文字列の長さは可変で、空の文字列から複数の文字を含むものまであります。 文字列は、文字を要素として持つ配列として実装されます。各文字は、ASCIIコードまたはUnicodeコードなどの文字エンコーディングスキームに従って数値で表されます。この数値は、コンピュータが文字を識別して処理できるようにする一意の識別子として機能します。
プログラムに関する用語

固定小数点演算とは?その仕組みと特徴

-固定小数点演算の仕組み- 固定小数点演算とは、数値を整数部と小数部に分けて演算を行う方法です。小数点の位置が固定されているのが特徴で、浮動小数点演算のように桁や小数点の位置が動的に変化しません。 固定小数点演算では、数値はnビットの整数部とmビットの小数部の合計n + mビットで表されます。整数部は数値の整数部分をそのまま表し、小数部は2-mを基準とする数値を格納します。例えば、8ビットの整数部と4ビットの小数部で表される固定小数点数は、-128.125から127.875までの範囲の数値を表すことができます。 固定小数点演算は、整数演算と同じように実行されます。ただし、小数部の処理には特別な処理が必要になります。例えば、加算では小数部をそのまま足し合わせ、必要に応じて桁上げを行います。減算では同様に小数部を差し引きますが、必要に応じて桁下げを行います。
プログラムに関する用語

IT用語解説:浮動小数点形式

浮動小数点形式とは、コンピューター科学における数値表現の形式の一つです。実数値を近似するための方法で、有効数字と指数部の組み合わせで表します。有効数字は数値の数字部分で、指数部は有効数字にかかる10のべき乗を示します。この表現により、非常に大きな数から非常に小さい数まで幅広い値を効率的に表現できます。
プログラムに関する用語

浮動小数点型とは?分かりやすく解説!

-浮動小数点型の概要- 浮動小数点型は、コンピュータで実数を表現するためのデータ型です。実数とは、整数部分と小数部分の両方を持つ数値のことです。浮動小数点型は、仮数と指数と呼ばれる2つの部分で構成されます。仮数は、実数の小数部分を表し、指数は、仮数が10の何乗されているかを示します。この構造により、非常に小さな数値から非常に大きな数値まで、非常に広い範囲の実数値を表すことができます。
システム開発に関する用語

IT用語『固定小数点形式』とは?

固定小数点形式とは、小数点の位置が固定された数値表現方式です。少数点以下の桁数が決まっており、数値の範囲は有限です。例えば、16ビットの固定小数点形式では、少数点は小数点以下2桁に固定されています。 この形式の主な利点は、計算の高速性です。小数点の位置が固定されているため、浮動小数点形式のように小数点の位置を動かす必要がなく、計算が簡素化されます。また、メモリ効率に優れており、浮動小数点形式に比べて同じ精度でより少ないメモリを消費します。